YDテントで作る避難所内応急救護所・診療所・保育・介護施設

地震などの大災害で停電・断水などが発生している地域では、避難所となっている体育館などにＹＤテントを設営することで、応急の救護所や診療所・保育・介護施設等を設置することができます。冬場は地域のガス事業者が保有しているLPガスで沸かした温水床暖房で、ストーブ火災や一酸化炭素中毒の心配もなく安全で夏場はスポットクーラーなどによる暑さ対策とプライバシーの保護に役立ちます。

地震などの大規模災害時には、道路が寸断されており物資の輸送もままならない状況になります。地域にお住まいの多くの方は、体育館などの指定避難所に避難されますが、停電で真っ暗になった避難所は大変危険で、天井が高いため冬場は大変寒くなります。
そこで日常は体育祭などのイベントで活用するため備蓄されているテントを活用し、LPガス非常用発電機で照明や電源を確保し、ユカカラ暖房（遠赤外線温水床暖房）で暖かくすることで応急の救護所や診療所・保育・介護施設等を設置することができます。
冬場は地域のガス事業者が保有しているLPガスで沸かした温水床暖房で、ストーブ火災や一酸化炭素中毒の心配もなく安全で、夏場はスポットクーラーなどによる暑さ対策とプライバシーの保護に役立ちます。

日常時の利用

日常テントは運動会など屋外イベントで利用。ユカカラ暖房に使用するパネルや仕上材は避難所の備蓄や流通在庫を活用。各家庭に備蓄されているLPガスを暖房熱源として活用する。テントは屋外であれば2～3ヶ月で劣化するが、屋内であれば2～3年使用しても元通り使用できる。床暖房のパネル等は他の施設に再利用できる。

非常時の利用

非常時に道路が寸断され物資の輸送が難しい場合でも、元々体育館等に備蓄されているテントを避難所内に設置し、LPガス非常用発電機とユカカラ暖房を施すことで安全で暖かい空間とプライバシーを確保できる。
3つのYD – ユカカラ暖房（YD）で暖かく
　　　　　　　有事に（Y）誰にでも（D）
　　　　　　　優しい（Y）デザイン（D）

YDテントとは？

日常は運動会や屋外イベントのテントとして

非常時は、体育館内で、床暖房付テントとして

YDテントの組立は、避難所運営者や地域の皆様が自らの手で行います。

発災直後は物資の輸送もままならず、災害対応に追われ自治体などのスタッフも人員不足になるため、YDテントの組立は基本的に避難所運営者や地域の皆様自らの手で行います。テントは日頃組立てられているので問題なくできますし、ユカカラ暖房や床材の敷き込みも、簡略化を進め釘や道具を使わず置くだけのものを採用していますので、地域の皆様のDIYで出来ます。
体育館にある「地窓」の外では、地域のLPガス事業者がLPガスボンベや暖房用の熱源機、LPガスポータブル発電機などの取付及び、温水配管の接続などを行います。
YDテントの設置手順は以下の通りです。

完成形
養生・テント組立
アルミ遮熱シート取付
天幕取付
テント移動
ユカカラ暖房のパネル敷込
ダミーパネル敷込
温水パイプ配管
ペルゴフロア敷込
横幕取付
カーテン取付
熱源機及び非常用発電機設置
照明や空気清浄機など設置
試運転
のぼりを付けて、完成

発災直後の混乱した現場の中でもYDテントを安全に組立てるために、日頃から地域の皆様で組立の練習をして頂く事をおすすめします。

動画で見るYDテント

YDテント設置手順

YDテント（ユカカラ暖房付避難所内テント）の設置手順動画です。テント組立、ユカカラ暖房パネル敷設、熱源機取付などの手順をご紹介しています。

YDテントについて

YDテント（ユカカラ暖房付避難所内テント）の基本的な仕組みや災害時の利用方法等について、詳しく説明しています。

新潟県南魚沼市総合防災訓練の模様

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