YDテントは熊本地震と能登半島地震の経験から生まれました

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YDテントは熊本地震と能登半島地震の経験から生まれました

YDテント(避難所内ユカカラ暖房付テント)を開発したユカカラ暖房FHS本部は熊本市のリボンガス株式会社内にあり、YDテントは熊本地震と能登半島地震の経験から生まれたものです。

以前から温水床暖房について研究を進めてきたリボンガスは、2015年に熊本市の大西市長から『熊本市ものづくり大賞』をいただきました。
一般家庭の屋内で使用するのが当たり前と思われていた温水床暖房を、面積が広く天井が高いオフィスや店舗などの施設向けに、その用途を広げたことが評価されました。
その翌年2016年4月に熊本地震が発生した際には、気候が良かったため火事が一件も発生しませんでしたが、もし冬場に大規模地震が発生したらストーブなどによる火災が多発することが想定されます。
この経験から火気を使用しない温水床暖房の安全性に着目し、2024年1月の能登半島地震の避難所における被災地調査をふまえて開発されたのが「YDテント」です。

近年の避難所は、体育館などの床にいわゆる「雑魚寝」の状態ではなくダンボールベッドや間仕切りなどが設営されるケースが増えてきたため、ストーブなどの火気を避難所内で使用すると余震などの際に火災が発生する大惨事になるリスクが増えてきました。

避難所の寒さ対策と現場改善が喫緊の課題となる中、避難所における寒さ暑さ対策とプライバシーの保護に役立つYDテントの備蓄を多くの自治体様に検討していただきたいと思います。