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南海トラフで想定される950万人の避難者をどう受け入れる⁈
2016年に発災した熊本地震から8年が過ぎました。発災当時は約18万人の人が避難を余儀なくされました。
これに対し能登半島地震の避難者は約4万人。東日本大震災は約50万人が避難しましたが、直近に迫る南海トラフ地震の避難者数は何と950万人にのぼると言われています。
家屋は倒壊し家も車も津波に飲み込まれる中で、950万人の人はどこへどうやって避難すればいいのでしょうか。
地震や台風などの災害も、その範囲が局地的であれば避難者を受け入れる余地がありますが、関東から沖縄までそのほとんどに被害が及ぶとなると、やはり事前に避難所の準備をしておく必要があります。
FHSでは、指定避難所に多く利用されている体育館などに空調設備がないため、冬場は耐えきれないほどの寒さになることから、「災害弱者」と言われる妊産婦や乳幼児・高齢者・障がい者の命を守るための”YDテント(避難所内ユカカラ暖房付テント)”を多くの企業様の協力を得て開発しました。
今後30年で70~80%の確率で起こると言われる南海トラフ大地震。その備えは今すぐ取り掛かっても10年以上は掛かります。必ず起こるその日のために、FHSとして出来ることを国や自治体・民間団体と協議して推し進めていただきたいと思っています。